4月が終わりを迎える頃、美容室の前のツツジが満開になります。
2013年4月26日。シャッターを開けた時に咲いていたツツジは、オープンを祝福してくれているようでした。「どうすればいいんだろう」と経営方針に悩み、うつむいていた時に目にうつったツツジには、頑張れと励まされました。そして、何クソと歩みを進めた翌年に咲いたツツジは、これまでのどの年よりも色鮮やかなパッションピンクに輝いていたことを覚えています。全国に緊急事態宣言が発令された時は、白くボヤけたように濁って見えました。
10周年を迎えた日、雨にシトシトとうたれたツツジの葉はまるで手を叩いてくれているようでした。11周年を迎えた今日、満開となったピンクと白の花を見ながらそんなことを考えました。
どんな年も満開のツツジを眺める度に、つよく思うことがあります。美容室STITCHにおこし頂き、ありがとうございます。私たちを信頼して頂き、ありがとうございます。
私たちにできることは「キレイな髪をつくること」です。思わず触りたくなる「潤い、艶、弾力」のあるナチュラルで良質な髪をつくることで、ゲストとキャストのより豊かな人生をつくることができると信じています。
「あなたに髪を触ってほしい」
これからも、そう言って頂けるような美容師であり美容室であれるよう、コツコツと歩んでいきたいと思います。いつも、ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。
最後に、キャストのみんな。これからも私の好きをあきらめず、豊かな美容師人生を歩もうね。いつも、ありがと。